レーザー加工機のレンズ磨き


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CO2レーザー加工機導入してから約1年2ヵ月ですが、以前と同じパラメータでも結果が変わることがあることに気が付きました。

手前が今回の加工結果で、奥が以前の結果です。今回の方がエッジがはっきり出ていないことがわかります。

ちなみに加工パラメータは、Power=100%, Speed=1%, f=5kHzのカットで、t=20mmのキャストアクリル板からφ15mmの円柱を切り出しました。加工機はEPILOG Mini24-60Wです。フォーカスはマニュアルで、上面から5mm程下に下げています。


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そういえばまだ一度も集光レンズを掃除していないことを思い出し、レンズモジュールを外してみました。すると1年分の煤などでかなり汚れていました。

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レンズクリーナー(専用液)とウエスで軽く擦る程度では全く綺麗になりません。そこでキムワイプに専用液をつけてごしごし擦ったところ、かなり綺麗になりました。ただ、それでも若干汚れが落ちないところがありました。

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右が先程の結果。左がレンズ清掃後。まだ若干エッジが出ていないところがありますが、かなり改善されました。特に、ガイド用のレーザースポット径がかなり小さくなりました。ただ赤外領域に影響する汚れは見た目ではわかりません。

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右がレンズ清掃前のカット面。左が清掃後のカット面。写真では違いが分かりにくいが、上端のエッジの改善の他、側面のぎざぎざが大分少なくなった。現物はカフェのサンプル箱に入れておきます。頻繁に掃除しないとレーザー管よりレンズの方が先にダメになる予感。