FAN1最終日

5月7日は、FAN1の最終日で、現地の課題を考えるためのツアーとなりました。回ったのは、機織り工場、お米の農家、ゴミの埋め立て場、そしてチョコレートヒルズの4か所です。結論から言うと、僕がFabLabですぐに課題解決できそうだと感じたのは、最初の機織り工場だけでした。



最初に向かった機織り工場。



ランチョンマットやカーテン(すだれ?)等が作られています。



機織り機などの機材はフィリピンの貿易産業省 DTI (Department Trade and Industry)の支援によるものです。日本のJICAはDTIに支援を行い、DTIが現地の企業などに支援を行う流れとのことです。JICAの徳島さんはDTIの職員でもあるそうです。



壁に貼られた説明にはJapanの文字も。



この機織り機はいろいろ問題点があって、例えば横糸は手で渡すのですが、



この木をくり抜いたものに糸巻を入れて端から投げ入れるだけなので、



反対でキャッチし損ねて、糸を巻き直すという光景に何回も遭遇しました。



子どもが拾って来たw



また、1台のセットアップに最長1ヵ月も掛るそうで、



一番大変な工程は、この縦に並んでいる金属の櫛に1本ずつ糸を通す作業だとか。



他にも、糸を巻き取る作業で、写真の右側の筒がモーターで回転する機構を使用しているのですが、



モーターと筒を結ぶ動力伝達用の糸が頻繁に切れるらしく、交換用の糸が準備されていました。



このペダルを踏むとモーターが回る。
そもそもなんで糸で延長しているのかを聞いたところ、作業者の方は理由はわからないそうです。これはFabLabの機材を使うまでも無いかもしれませんが、一番簡単に解決できそうな気がしました。



完成したランチョンマットを販売していました。



すだれ?



お昼はBoholの有名な観光スポットである、チョコレートヒルズに来ました。



ワッフルなー



お昼ごはんの後に、展望台へ登って行きます。



展望台の上から。



江渡さんと一緒に。





なんかアスレチックぽいのもあった。
Boholの観光産業の一つのようですが、お土産屋さんは屋台程度のものが1軒あっただけで、そこで収益を上げている感じには見えませんでした。



チョコレートヒルズの後は、現地のお米の農法について展示しているところへ(入場料がある)。



カルガモ農法なのねw なんかこの時は大人のカモばかりで、可愛いのは居ませんでした。



次にゴミの埋め立て地へ。日本の「夢の島」って、こんな感じでしたよね?



ツアーの最後はBoholの数少ないビーチの一つのAlona beachへ。





夕方になるとこんな感じ。浜辺でマッサージもできて、もう寝そうw



次の日、最後のお昼はみんなでJollibee(ハンバーガーショップ)へ。







Bohol空港にて。



ということで、約10日間のフィルピン Bohol島でした。
FabLabの国際会議は世界中のFabLab運営者と交流できる数少ない機会ですが、今回は日本のFabLab運営者や田中先生とじっくり話す機会が取れたのも大きな収穫でした。
本当は日本人同士はできるだけ国内で会う時間を作りたいところなのですが・・
また機会があれば、各国でのFabLabの立ち上げに参加したいと思います。