FAN1とPre-BootCamp1

2014年4月27日〜5月8日までFabLab Asia Network Meetingと、そのPre-BootCampのため、フィリピンはボホール島にあるBISU (Bohol Island State University) に行って来ました。



日本からボホールに行くにはセブ島からフェリーで行くルートとマニラから飛行機で行くルートがあるようですが、今回はマニラ経由で行きました。ただし、行きは乗り継ぎが間に合わず、マニラの隣りのマカティ市で1泊しました。



マカティ市内

ボホール島のタグビララン空港はオートパイロットが使えないらしく、着陸が乱暴でびっくりしました。着陸時に機体が跳ねたのは初めてでした。空港到着後、久しぶりにタラップで降り、そのまま荷物の受け取り所に入ります。



グビララン空港



荷物受取所

市内の移動は「トライシクル」と呼ばれる3輪オートバイで行います。タクシーはほとんど走っていません。



トライシクル車内から



グビララン市内

ホテルに荷物を置いた後、早速BISUのFabLab Bohol設置予定の建物に伺いました。



BISU内のFabLab設置予定の建物

中では徳島さん、高橋さんを初めとするJICA(DTI)スタッフと、BISUの職員の方が機材の準備を行っているところでした。



セットアップ中のShopbot

Roland DGの大型カッティング&プリンターをFabLabで導入しているのはめずらしい気がします。レーザー加工機はUNIVERSALの大型60W機。



Roland DGのVersaCAMMとUNIVERSALのVLS6.60



これからFabLabのメインスタッフとなるEricksonさん(右)と高橋さん(左)

先日220V電源に改造した例の実体顕微鏡も無事設置しました。



オシロスコープと日本から持ってきた例の顕微鏡

BootCampで使用する部材が足りなかったので、大学の近所にある電子部品屋さんを訪ねました。



大学の近所にある電子部品屋さん



大学の近所にある電子部品屋さん(入口)

8畳くらいの店内のガラスケース内に部品がぎっしり。



大学の近所にある電子部品屋さん(カウンター1)

面実装品の取り扱いは無い物の、受動部品やユニバーサル基板、コネクタ、テスター、各種工具がありました。IC類もいくつかありそうでしたが、Arduinoなどは見当たりませんでした。



大学の近所にある電子部品屋さん(カウンター2)



ミノムシクリップなどを購入



1/4W抵抗はこんな感じでフィルムケースに入ってるw



50Ωの抵抗

今回僕はFAN1の前の3日間に、Pre-BootCampとして電子回路の基礎、回路の測定、基板などに関する講義・実習を行いました。現地でまず驚いたのは、先生がとても若いということです。そもそも大学の入学年齢が16歳からだそうで、学生の年齢も若いのですが、多くの先生は4年生を卒業した翌年から働いているそうです。つまり、20歳から先生ということ?! 今回Pre-BootCampに参加されたのは、学生と先生が半々くらいだったのですが、見た目ではあまり差が分かりませんでした。



BISUでのPre-BootCampの様子1



BISUでのPre-BootCampの様子2

初日のお昼は大学内のハンバーガーショップ売店)に連れて行って貰いました。

3時になると、教室におやつが運ばれて来ます。



3時のおやつ



おやつで配られる、お湯とミロ

夕ご飯は現地スタッフの徳島さんに、ボホール料理店に連れて行って頂きました。一番手前の煮込み料理がピーナッツ味でとてもおいしかったです。



ボホール料理

2日目へ続く。