FabLab Tsukubaの準備

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5/15(Sun)よりFPGA-CAFEはFabLab Tsukubaとしてスタートします。
今日はその準備としてFabLab Japanで翻訳中の「ファブラボ憲章日本語版(案)」の木版プレートを作成しました。
FabLabの条件の1番に「ファブラボ憲章の理念に従って運営され、ファブラボ憲章を印刷して掲示してあること」とあります。
「ファブラボ憲章」は、FabLabの目的や利用方法などの概略をまとめたもので、内容は下記の通りです。


ファブラボ憲章日本語版(案)

目的: FabLab(ファブラボ)とは、3次元プリンタやカッティングマシンなどの工作機械を備えた、誰もが使えるオープンな市民制作工房の世界的なネッ トワークです。大量生産やマーケットの論理に制約されていた「ものづくり」を解放し、市民ひとりひとりが自ら欲しいものをつくりだせるようになる社会が目標に掲げています。

利用法:人を傷つけるものを除けば、(ほぼ)あらゆるものを作ることができます。利用にあたっては、一人一人が自ら試行錯誤して操作法を学び、ラボの使用法や機材利用のノウハウを共有・蓄積・継承していくことが求められます。

学習:ファブラボでは、実際のプロジェクトを行いながら、自ら機材の使い方を覚え、他のメンバーと互いに教え合い、学び合うことが基本です。また、その試行錯誤の過程をドキュメンテーション(文書化)し、コツやノウハウをまとめたインストラクション(教材)や機材のマニュアルを使用者が共同で作 りあげていくことが求められます。

ファブラボを利用する人の責任
安全:人や周りを怪我させない作業の仕方を覚えること。
掃除:あなたが来た初めの状態よりも、ラボを綺麗に掃除してから帰ること。
維持:ツールや材料のメンテナンスや交換を手伝い、さらにそこで起きた出来事をレポートすること。

ビジネス:
ファブラボでは商業活動(ビジネス・インキュベーション)は可能ですが、オープンなアクセスや情報公開とコンフリクトを起こしてはいけません。ラボの中の みならず、外でも大きく成長し、最終的には、ラボやラボのメンバー、ネットワーク、オリジナルの開発者らにその成果を還元することが期待されます。

draft: August 30, 2007
日本語版: 5/23 2010


上記内容は現在FabLab Japanにて審議中で、近く「(仮)」が取れる予定です。