2011年3月11日(金) 14時46分の被害とその後

つくば市は震度6弱でした。今回の地震は震度が大きいだけでなく、揺れた時間2〜3分と長かったことが被害を大きくした要因と思われます。
FPGA-CAFEの入っているテナントは1979年12月築と30年以上前の鉄骨造陸屋根2階建てです。しかし外観上、建物への被害は軽微でした。
また機材もいろいろ転倒、落下しましたが、幸いこれらには大きな被害はありませんでした。
書類や部品などが散乱して、整理する時間を取られたことが一番の被害だったと思います。

まずは玄関。 傘立て倒れた。

2階に上がる階段の最上段が割れた。

今回、金額的に一番被害が大きかったのがエアコンの室外機。

固定用のベースが割れて、ボルトが外れてしまった。 中のファンがどこかに引っかかり、そのままモーターが焼き切れてしまった。 交換費用は4万円程度。ただし、ベースは未だに壊れたまま。

カウンター背面の棚からは物がいろいろ転落。

なんとか落ちずにがんばった人たちｗ

大型ディスプレイは事前にワイヤーを掛けていたことが功を奏して無傷！

だがしかし、まさかのプロッター転落！

下にあったものをいろいろ粉砕したが、プロッター自体は運良く印刷動作には問題なし。 同じく机の上にあったレーザープリンタも消えていたけれど、こちらも無事。

奥のサーバールームがひどいことに！

19inchラックを載せていた軽量ブロックが崩れたために、ラックごと転倒。 これで光ファイバーを破損。

本棚前もひどい。

でも幸い転倒した本棚は１つのみ。転倒しなかったところは意外と本も落ちていなかった。

ここは顕微鏡のアームの固定ネジを緩めていたことが被害を大きくした原因。

Ust配信関連の機材もいくつか破損。

漆喰は地震時に被害が大きいことがわかりました！

ハンダ付けコーナー側の壁の一部が、換気扇ごと落下。

全く予想していなかったのが、E26金口の電球（蛍光灯）がいくつか落下していたこと。振動で緩んで落ちたみたい。

完全断水は約3日間。天久保2丁目地区は幸運にも電気は途切れませんでした。 ただスーパー、コンビニから食糧が消え、約20年ぶりにカップラーメンを食べました。 で、最近のカップラーメンの味の進化ぶりに驚いたり。 特に麺がとても美味しくなっている！

TVはアンテナが繋がっていないので、ニュースは主にWiMAX+Ust。 地震関連情報はWebのように、こちらから情報を取りに行くメディアより、 TVやラジオのような放送メディアの方が有用だと実感。

天井からの雨漏りが怖いので、ブルーシートで対策。

復旧作業の合間を見て、ハンダ付けコーナーの窓側にガイガーカウンタを設置。

現在の観測値はこちら。

プロッタは落ちないように木材で固定。

サーバールームは工作スペースに改装ｗ

外からも作業の様子が見えるようになっています。

ハンダ付けコーナーは完全復帰。

冷蔵庫のジンジャーエールは最初から倒して置く方向でｗ

約1ヶ月間、通常の業務はほとんどできませんでしたが、4/24よりなんとかカフェは営業を再開しました。
今後も地震対策と書類と部品の整理はしばらく続きそうです。