3216チップの搭載
MDC社製のチップマウンターLUNAたんこと7722FVの部品実装テストですが、現在カフェには1608用のテープフィーダ(4mmピッチ)が13本あります。つまり13種類の1608チップが搭載可能です。しかし同じ4mmピッチのテープリールの中には2012, 3216等もっと大きな部品もあります。テープ幅やピッチが同じなので3216も13本のうちの1本を使って実装できるか試してみました。
3216サイズのテープリールを無理やり付けてみた。 |
一見問題なく取り付けられたように見えますが、このままピックアップテストをしたところ、テープを送り出す度にチップが飛び出してしまいます。 |
テープを固定し、かつ剥がすために先端部は金属の爪で押さえるようになっています。3216は大分厚みがあるので、無理やり取り付けるとこのようにかなり爪が持ち上がります。この状態でテープを送り出すと、テープを剥がしている先端でテープが引っ掛かって跳ねるようです。 |
MDCさんに問い合わせたところ、実は3216など厚みのあるものを使用する場合は、テープ下部の台を取り外すことで対応可能とのこと。 なーんだ3216も想定していたのね。 |
テープを押さえる金属を持ち上げて、下部の黒いプラスチックを引き抜きます。このとき、マイナスドライバーで先端側を持ち上げると簡単に外れました。 |
上に持ち上げて、後ろから引き抜きます。 |
引き抜かれた台 |
再びテープをセットし直すと、今度は金属の爪が持ち上がっていないことが分かります。 |
先端の部品取り出し部分も水平になりました。 |
そして3216のチップコンデンサーを問題なくピックアップできました! |
Nozzle#3 ピックアップ状態 Angle1(横カメラ) |
Nozzle#3 ピックアップ状態 Angle2(横カメラ) |
Nozzle#3 ピックアップ状態 Angle3(横カメラ) |