小さいという魅力

メイド喫茶にインスパイア」というタイトルにしようか迷ったけれど、こちらが本質なので・・ 最近の秋葉原は部品屋さんや、PCショップよりも同人誌、アニメ、フィギュア、そしてメイド喫茶なんかの方が目立っていて、どちらかというと狭苦しく感じていました。北野先生曰く、私は「正統派秋葉原系」らしいけれど、今日遂に邪道派?の道へ踏み入ってしまいました。目的は「秋葉出店」へ向けた調査の一つです。もともとメイド喫茶をやるつもりではないのですが、「秋葉原」という地域で、非フランチャイズ系で、かつ老舗喫茶でもない「カフェ」がどのように成り立っているのかを調べることができ、またそのコンセプトを知りたかったからです。ということで、メイド喫茶に詳しい友人に、合計6件も連れて行ってもらいました。行ったのは順に下記の通りです。

CAFE&DIMENSION: http://www.and-dimension.com/
CURE MAID CAFE: http://www.curemaid.jp/
Cute-M    : http://cute-m.com/
Cafe Mai:lish : http://www.mailish.jp/
Schatzkiste  : http://schatz-kiste.net/
JAM AKIHABARA : http://www.jam-akiba.com/

この中で一番異色なのは、Schatzkiste(シャッツキステ)という所で、結論から言うと、ここにインスパイアされてしまいました。ターゲットやキラーコンテンツは私のやりたいものと掛離れているのですが、「隠れ家的」なコンセプトや、ヲタクが集まる「場」を提供するという目的ではかなり理想に近いものがあります。そして何より、本来デメリットである「小さい空間」をうまく活かしていることがすばらしいと思います。具体的には、空間が小さいことで他のお客さんの会話などが聞こえ、メイドさんや、お客さん同士の空気に一体感があります。これは共通の趣味を持つ人同士にとっては、最高の場と言えるのではないでしょうか。
唯一まだデメリットとして残っているように見えるのは、満席で「なかなか入れない」ということです。これがどのようにして解決されるのか注目です。満席なのは「繁盛の証」でもあり、ある種の雰囲気を作っているので一概にデメリットとも言えませんが、リピート客(常連さん)としてはどう思うのでしょうか? ここで、単純に空間を広げ、席数を増やすと、独特の雰囲気が壊れてしまう気がします。これは1店舗でどうにかなる解決策ではないのですが、理想的には、このような小さい空間を持ったお店が増えることで、お客さんが少し分散するのがよいのではないでしょうか。そして、それぞれのお店で少しずつコンセプトやキラーコンテンツが異なることで、利用する方も自分によりあったお店を選べるようになるのではないでしょうか。ということで、私の出店計画に「秋葉原」の他に、「小さい空間」ということを付け加えようと思います。
メイド喫茶に行かれたことのない方は、是非一度行って見ることをお勧めします。今回行った中で一般客?が多く、普通のカフェに近いのはCute-Mです。またCAFE&DIMENSIONはハンバーガーがおいしかったです。ただ、Schatzkiste(シャッツキステ)は唯一、利用時間制で、飲み物は紅茶のみで、食事はない(簡単な焼き菓子のみ)なので他と同じ感覚で行くと面食らうかもしれません。でも無線LANもあり、一人、或いは二人くらいで休憩したり、調べ物をしたりするにはかなり良い環境だと思います。私はたぶん、前述のデメリット調査のため(という口実で?w)、しばらく通ってみると思います。
あ、ちなみに私にはメイド属性は「まだ」ありません。そもそもメイドなんて、マルチとまほろさんとエマとロベルタしか知らないし・・ 帰りにTXの中で大学の後輩に「メイド喫茶開業マニュアル」を読んでいるところを見つかり、「え?僕がこんなの読んでるの意外?」と聞いたら、「そうでもない」と言われました。ち。