メカトロパーツ天国「沙井電子城」

2016年4月に4度目となる深センを訪問、その際これまでとは違い、モーターやギアなどのメカトロニクス部品を扱うエリアを見つけたので報告します。
これまで深センと言えば、電子部品だけと思っていました。電子部品のお店が集積している華強北路は秋葉原に比べると非常に広く、ここを見て回るだけでいっぱいでした。
しかし、今回は現地の家電メーカに勤められていた久原さん(日本人)に教えて頂いた「沙井電子城」というメカトロ部品のお店に行ってきました。



沙井電子城という名前のバス停。深セン宝安国際の北に位置し、華強北路からバスで1時間くらい。




高須さんの深センツアーの後に、一緒に行ってきました。



建物は一つですが、とても広い。メカトロ部品のショッピングセンターと言ったところ。3階建てで、1階が計測器、コンプレッサー、大型動力機、刃先工具、中古部品、電子部品、2階が小型モーター、ギア、エアー部品、3階がPCショップ、レジスターといったところ。



まず1階の入り口でミツトヨの測定器具を発見(左)。一緒に中華製のも取り扱い(右)。



中古のリニアガイドやボールネジ



こちらは新品のリニアエンコーダ。SONIというメーカ。SONYではないし、SONYのはMagnescaleになったしw



空圧系の何か



空圧系マニピュレータ



ギアいっぱい(サンプル展示?)



リレーとブレーカーいっぱい(ここから2階)



メータ。空圧用にしては値が細かいような・・



カップリング



PLC(中古?)



ステッピングモータその1



ステッピングモータその2(上記とこのモータを買ってきましたw)



梱包の丁寧さは、以前の上海の炭素屋さんと同じ感じがするw



隣に文具城なるものがあって、気になったので行ってみました。



確かに文具城



輪ゴムの袋売り!



帰りに高須さんにフィギュアショップがあるというので連れて行って貰いました。場所は地下鉄の老街駅の周辺。



秋原とは。ビルの一角にこんな感じのお店が10店舗程度入っていて、深センとしてはまだ規模がとても小さかったです。



友利奈緒(持ってるカメラ逆w)



クリス 180元(2,800円)は安いのでは・・



こちらは良くわからないけど、400〜500元(6,200〜7,800円)と高い。

ということで、今回はメカトロ部品、文具、フィギュアと、電子部品以外の深センの一面を見てきました。
華強北路ではステッピングモータを扱っている店舗を2か所しか見つけられなかったのですが、沙井電子城では5箇所くらいありました。
ただ、モーターは思ったより安くなく、上記のモーターその1が1個55元(860円)でした。取り扱い点数としては、空圧系の部品が多い印象です。
お客さんは周辺の工場のようで、取り外した工作機械の制御パネルを持ってきて相談している人を見かけました。
ちなみに沙井電子城の3階は普通のPCショップが少し入っているだけなので、つまらないです。

最後のフィギュアショップに関しては、ラジオ会館の1フロア分くらいの取り扱い数で、まだこれからという印象です。
フィギュアの通販を行っている知り合いの中国人の話では、客層は10代〜20代が多く、400〜500元というのはかなり高額とのこと。
そのため、売れ行きが良いのはUFOキャッチャーの景品などのもう少し安価なものらしい。
また扱っているキャラクターは割と新しいものが多い印象でした。